環デザイン舎

松柏館客室リノベ 建築プロセス

01.ご高齢のお客さまも宿泊しやすく

 
松柏館さんの客室。和なつくりで布団を敷くタイプです。
近年はご高齢なお客さまも多く、ご家族で宿泊する際には、ベッドのある部屋が望まれる機会も増えています。
 
そこで、今回の客室リノベーションでは、ご高齢のお客さまも宿泊しやすいお部屋をつくることになりました。
①ベッドを置いても和な雰囲気のある部屋づくり。
②手すりを設置し移動しやすく入浴しやすく。
③部屋風呂へ温泉をつなげる。
 
松柏館さんの客室には、部屋風呂に温泉が引かれている部屋とそうでない部屋のタイプがあります。今回のお部屋は温泉が引かれていませんでした。しかし、お客さまの移動しやすさを考えて、食事会場に最も近い部屋を改修し、温泉を引くことにしました。そうすることで、ご高齢なお客様で大浴場に入るのが不安な場合は、客室で温泉も楽しめ、移動の負担も軽減できるようになります。
 
大まかな計画がまとまったら、デザインの方向性も検討です。
 

 
松柏館さんの古い木造エントランス部分の建物。
 

 
和モダンなエントランス横の待合喫茶スペース。松柏館さんならではの雰囲気を新しい部屋へどのように継承するか。間取りの変更を含め検討することになりました。ご高齢なお客様も宿泊しやすい客室づくりへ。