リノベーションは新築より格安?
リノベーションは新築と比べとても安いのか?ざっくりとですが、比較してみました。
「リフォーム・リノベーションは、新築より安いものだ。」というイメージを持たれている方は多いと思います。古くなった部分やある部屋のみリフォームすれば、新築ですべてをつくるよりは安いのは当たり前です。しかし、最近は、古い家全体をフルリフォームする機会も増えてきており、全体をリフォームする場合でも新築よりものすごく安くなるというイメージをもたれることもあるので、はたして新築とリノベーションでどれくらい工事費が異なるのかを試算してみました。
リノベーションと新築で一般的な建設コストで差が出るのは、構造躯体の材木代等と基礎の金額です。リノベーションの場合は、既存の躯体や基礎をそのまま利用する場合が多いため、その分コストが新築より安くなります。しかし、ここで注意したいのは、リノベーションの場合は解体費が必要になります。このあたりの金額差を概算ではありますが比較していきます。※物件により条件は異なるので、以下の割合等は過去の物件等による想定数値になります。
①工事部位による金額の割合
・構造躯体は全体の工事費の5~8%。
・基礎は5~10%。
・解体費は坪単価で
3~
5万円程度。
②35坪住宅で検討
・35坪で坪単価60万円と70万円で比較。
・坪60万円×35坪=
2,100万円
・坪70万円×35坪=
2,625万円
③新築とリノベーション工事費概算比較
坪単価 | 新築工事費 | 基礎工事費 | 躯体工事費 | 基礎+躯体 | 解体費 | 基礎+躯体-解体 | リノベーション工事費 |
60 | 2,100 | 105~210 | 105~168 | 210~378 | 180~300 | 30~78 | 2,022~2,070 |
70 | 2,625 | 131~263 | 131~210 | 262~473 | 210~350 | 52~123 | 2,502~2,573 |
単位は万円
ざっくりと計算してみましたが、約
100万円リノベーションは新築より安いという感じです。しかし、これは家全体をリノベーションをした場合を想定した内容です。実際は、屋根や外壁はそのまま利用する場合や1
階部分のみリフォーム、あるエリアのみリノベーションという場合が大半なので、すべてに当てはまるわけではありません。たまに、リノベーションが
1千万円以内でできるようなイメージを持たれている場合もあるため、試算してみました。解体費を考えるとあまり差は大きくないということをご理解いただけると、想定予算の大きな食い違いはなくなると思います。
予算に応じて、必要なエリアを集中的に新しく快適にできるエリアリノベーションがオススメです。
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