秋風舎 古民家カフェリノベーション
移築古民家のエリアリノベーション
川内村の古民家をカフェへリノベーションする設計を担当しました。
オーナーのお父さんが、いわき市内にあった古民家を川内村へ移築。
移築後は、イベントスペースや来客の宿泊スペースなどに活用。
オーナーさんは、将来的な古民家活用を考えコミュニティカフェへリノベーションすることにしました。
リノベーション設計の方向性は、古民家での多様な活用イメージがあったので、水まわり部分をまとめるプランニングとし、土間や客室部分は既存活用。厨房や洗面、バックヤード等を中心にエリアリノベーションしました。
建物をリノベするプロセスでは、土壁ワークショップなども開催され、多くの参加者が建物に関わる機会が生まれました。
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囲炉裏のある広間。向かって奥が納戸、洗面所、トイレ、倉庫でした。納戸や倉庫部分がちょうど、カフェ厨房、下処理室等にできる広さがあったので、囲炉裏に面して厨房とカウンター設置。
当初、カウンターまわりの杉板も古色を塗る予定でした。オーナーさんが在庫していた杉板の質がよく、木目もきれいだったので、大工さんがこのままにしようよと。オーナーさんも了解し、新旧の融合ということでこれから変化する色味も楽しむことになりました。
メインカウンターは、オーナーさん在庫の無垢板を活用。2枚の板を貼り合わせています。厨房内には、青タイルでアクセント。
厨房内は、保健所の厳しい指導をもとに、清掃しやすいインテリアへ。建設地域の保健所によって指導内容異なること実感です。
廊下飾り棚と洗面所。土間側から正面となる壁へ飾り棚。奥に洗面台。
洗面器は、オーナーのお父さんがつくられた焼物。洗面台の無垢板は、大工さんがストックしていた板で洗面器に合うものをセレクトしてくれました。趣ある洗面台に仕上がっています。
外壁の土壁は、長年の風雨で劣化していました。今回のリノベ期間中に土壁塗りワークショップを開催。たくさんの手足で土壁が再生。
土壁塗りWSには、大学生や大人、地元の子どもたちも参加。土踏みから左官仕上げまで体験。私も参加。思っていたより、土は柔らかく塗りやすく、塗るのが楽しくなる感触がありました。
リノベ前の様子。しばらくイベントなどお休みしていたので倉庫的に使われていました。
ほぼ改修工事も終わり、2023年4月1日オープンです。ぜひ、川内村&古民家カフェへ遊びに来て下さい。
2023年4月の様子