2024年度 研修会 運営支援と講師
第一回 木造・木質化を進めるメリット

愛知県の市町村職員へ向けた木材利用研修会の企画開催支援と講師を務めています。昨年度講師を務めたご縁で、本年度はアルパックさんと共に企画作りから参加させていただいています。
愛知県では、市町村職員の方の木材や木造に関する疑問にも答え、様々な学びを通して木造の実現を目指しています。

第一回の研修会では、アルパックの畑中さんから地球環境視点等からの木造化のメリットについて学びました。講座後の意見交換では、各自治体の各課の立場からの疑問や課題などを頂きました。WEB参加の方からも質疑を多数いただけたことで、改めて木材や木造の基礎知識情報の普及がもっと必要だと実感しました。
第二回 木造のコスト比較

第二回研修会では、北瀬がコストに関連する情報や全国の事例情報などを紹介しました。電車の脱線事故があり、会場へたどり着けなくなり急遽WEB講義になりました。事前に木質化に関する定義や疑問が多数あったので、関連情報なども紹介。コストに関する情報を伝えたところ、思っていたほど木造は高くないということが分かった。というコメントを頂けて良かったです。
やはり公共建築の企画立案を行う市町村職員の皆さんに木造化情報の普及は大事だと実感です。
第三回 木造事例見学
残念ながら撮影禁止のため写真がありません。木造とRC造の混構造3階建ての校舎の工事現場を見学しました。耐火木造のおさまり等が見どころでした。完成が楽しみです。
第四回 木造化への合意形成

発注者の合意形成ということで埼玉県杉戸町の渡辺さんを講師に招き、お話しいただきました。やはり同じ行政関係者ということで、具体的な質問もいろいろ出ていました。
私の方では、今までの振り返りと維持管理に関する参考情報の紹介を行いました。
この研修会は、県内の行政関係者の方へ木造化の知識を普及するために行っています。そのため、参加者数を以下に増やしていくかということが求められます。研修会後に、今後の取り組みについて打ち合わせる中で、各市町村へ向けた情報伝達の良い方法も見えてきましたので、次年度実現できるといいなと思います。